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長年続けてきた表情のクセが刻まれてできる表情ジワ。
肌がたっぷりうるおっていれば、表情を戻してもシワのない状態に戻ります。
しかし、紫外線などによって肌が乾燥状態になると、肌の形状記憶力が弱まり、シワが残ってしまうようになるのです。
肌の形状記憶力は真皮のコラーゲンとエラスチンにより動いていますが、これらも加齢や紫外線によって減少・変形してしまいます。
表情ジワを改善するには?
「コラーゲンとエラスチンを補給すれば、いいんじゃない?」と思いがちですが、これらを化粧品で補おうとしても、分子が大きすぎるため肌の真皮までなかなか浸透しません。
近年の研究では、低分子化されたコラーゲンのサプリメントを取ることで肌のコラーゲンを増やすことができるとわかってきましたが、化粧品で補うなら「ビタミンC誘導体」がおすすめです。
ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体には、抗酸化作用、新陳代謝を促す作用、肌をなめらかにする作用などがあり、
・紫外線によって発生する活性酸素の無害化
・ターンオーバーの正常化
・シミの予防や改善
などの効果が期待できます。
化粧品を選ぶときは、以下のビタミンC誘導体成分をチェックしてみてください。
化粧水や美容液(水溶性)
・リン酸型ビタミンC
・アスコルビルエチル
クリーム(油溶性)
・テトラヘキシルデカン酸アスコビル
・ステアリン酸アスコビル
また、水溶性と油溶性の性質を持ち、さらに浸透力が高くなったアスコルビン酸-2リン酸-6パルミチン酸(APPS)もおすすめです。
しかし、ビタミンC誘導体の濃度が高ければ高いほどいいとは限りません。
クリニックではビタミンC濃度が5~6%のもの、通販ではビタミンC誘導体の原液100%のものが扱われていますが、高濃度で配合されていると肌が乾燥しやすくなるといったリスクが出てくる可能性があります。
そのため、自分の肌に合っているかどうかを見極めながら選ぶようにしましょう。
+αで気を付けたいこと
真皮の水分保持を行うには、普段のスキンケアも大事ですが、
・質の高い睡眠
・煙草を吸わないor控える
・お酒はほどほどにする
・ストレスを溜めない
など、ライフスタイルに気を使うことも大切です。
生活習慣を見直し、スキンケアとダブルで表情ジワの改善を目指していきましょう。
紫外線ケアをしっかり行う
これ以上コラーゲンを傷つけないためにも、日頃から紫外線対策をしっかり行うようにしましょう。
普段は「SPF20、PA」程度、アウトドアなどでは「SPF50、PA+++」程度と、日焼け止めをうまく使い分けてみてください。
表情を意識する
喜怒哀楽が激しい(表情豊か)な人が、表情ジワができやすいと言われていますが、無表情でいればシワにならないかといえば、そういう訳でもありません。
逆に筋肉が衰え、シワやたるみを作ってしまう危険があります。
そこで、注意してほしいのが「力を入れすぎた表情を作らない」こと。
特に、額・眉間・目尻は力を入れやすい場所で、シワができやすいところです。
そのため、過剰に力を入れすぎず、自然な表情を作ることを心がけましょう。
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